一昨年から参加しているWebDB Forum。今年は場所を慶應大学日吉キャンパスに移し開催しています。
WebDB Forum 2009
今回私はFirebird日本ユーザー会の一員として、会員のはやしさんとともにポスターレセプションに参加してきました。まぁポスターレセプションといっても、ポスターを用意して、バイキング形式&飲み放題の酒を飲みつつ、勝手に二時間過ごすというものです(ざっくりすぎる説明....)
学生の研究、企業のPR、そして我々のようなコミュニティも参加して、まぁバラエティに富んでいます。
サイボウズラボもブースを出していて、 …
Firebird 2.5から「自律型トランザクション (Autonomous Transactions)
」がサポートされました。
これはOracleのPL/SQLでサポートされていたもので、トリガーやストアドプロシジャ内で、その呼び出しもとのトランザクションとは独立した形でトランザクションを扱うことができるものです。
IN AUTONOMOUS TRANSACTION(Firebird Wiki)
Oracleに続いて、DB2 9.7、Firebird 2.5がサポートしたことになります。
便利なのは監査のためのログ取得などで、呼び出し元のトランザクションがロールバックしても、監査のログはそのまま残ります。
Microsoft SQL …
以前から他のオープンソースデータベースには、気軽にベンチマークをとれるソフトが入手可能なのにInterBase/Firebirdにはないね、という話をしていました。
例えば、PostgreSQLであれば、石井さんが作成したpgbenchが本体に付属していて、MySQLであればmybench, Super
Smackがあり、MySQL 5.1からはmysqlslapが本体に付属しています。
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一般的なデータベースは乱数を返す関数を持っている。だいたい0から1までの値を返すが、データベースによって微妙に違う。まずその違いは、端っこの値である0や1を含むか含まないか、である。
ここのページを参照すると「実数の区間において、その端点を含む区間は「閉区間」と呼ばれ、記号 [ ]
が用いられる。端点を含まない区間は「開区間」と呼ばれ、記号 ( ) が用いられる。実数区間 [0,1)
は、左側に「閉」、右側に「開」。」とのこと。
つまり、0以上、1未満を返す場合[0,1)となる。
調べてみると、商用とオープンソースの主要なデータベースは以下のようである。
o (0,1) …
祝・『指南書』3刷決定
ということで、ミックさんの「達人に学ぶSQL徹底指南書」が3刷になったそうです。おめでとうございます。
そういえば、去年のデブサミには、この本の出版記念のセミナーが企画されていましたから、もう一年になるんですね。結構Codezineで読んでいるから、と思ってざっくりしか読んでなかったのですが、せっかくなのでしばらく細かく読んでみようと思います。
1-1:
CASE式のススメは確かに有用です。CASE式はFirebirdは1.5から導入されましたが、便利この上ないです。ただ、FirebirdもMySQL/PostgreSQLと同様、p.20の複数一括Updateはエラーになります。残念。
年末年始に本の整理をしていると、意外に「積ん読」のままの本があることに気づきました。今年は、それらを少しずつ読むことも日課にしたいと思います。
首記の本もそのうちの一冊です。第1版、第2版は秋田さんによる翻訳がありますが、原著最新版の第3版は、まだ翻訳がでていません。原著を購入していたのですが、忘れていました。今日はとりあえず、ざっと目次に目を通して、第2版との差分を確認してみました。
一つうれしかったのは、イントロダクションの「この十年で何が変わったか」という記事で
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2008年ももう終わり。データベース関連で振り返ってみると、いろんなことがありました。
オープンソースデータベース関連
o PostgreSQL 8.3リリース
o Firebird 2.1のリリース
o FBCon08 イタリアベルガモで開催: 馬場さん林さんと共に参加できたのがうれしかったです。
o Sun MicrosystemsのMySQL AB買収
o MySQL 5.1リリース
個人的には、2007-09からパートタイムとして参加していたMySQL ABが、Sun Microsystemsに
買収され、さらに2008-11からは一応フルタイムとして参加することになったことが大きいです。
これまでも、自営の仕事はFirebirdとMySQLが半々くらいだったのですが、ますますMySQLに
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